エアコン(室内機)クリーニング、なぜやった方がいいの?
・スイッチを入れるとカビ臭い
・変な臭いがする
・変な音がする。
そんな方はエアコンのクリーニングが必要です!
まずカンタンにエアコンの構造を軽くご説明致します。
お部屋のエアコンのエアフィルターを外した事がある方は多いと思いますが、エアコン本体カバーを外したことある方は、あまりいないのでは?と思います。
一般的に、エアコンと呼んでいる空調家電はエアコンの室内機にあたるものです。
エアコンは室内機+室外機で1セットです。
そして、その室内機の中の構造はフィルター・熱交換器・クロスフローファンで成り立っています。
主にホコリやカビは、フィルター・熱交換器・ファンの部分などに付着します。
では、何故ホコリやカビがエアコンに付着するのでしょうか?
エアコンの熱交換器は、部屋の空気中から室内機へ取りこんだ空気を冷たく冷やしたり温めたりする重要な部品です。
室内機の中にある熱交換器は、パイプで室外機の熱交換器で繋がっています。
パイプと熱交換器の中は、“冷媒”というガスが充満しています。
熱は、多い場所から少ない場所へ移動する性質があります。
冷媒ガスは、その熱の性質を利用しています。
熱い夏場は、冷媒ガスが部屋の中の暑い空気から熱を奪って外の室外機へ熱を追い出すことで冷えた空気を室内機から
部屋全体に送り出しています。
その際、室内機の熱交換器の表面は冷やされて部屋の空気の温度との温度差で結露がつきやすくなります。
外の気温の低い冬場、部屋の中で暖房をつけてると窓ガラスに外気温と室内温度との気温差で結露がつく事がありますよね?
それと同じ原理です。
そして、カビは気温20〜30度、湿度70%以上水の溜まりやすい場所を好んで繁殖します。
そう、勘のいいアナタならもうお気づきですね。
そう、一年の中で梅雨シーズン~夏場、冬場に使用するエアコンの中はカビにとって恰好のすみかといえます。
寝室やクローゼットや布団などが置いてある部屋は空気中にホコリが舞いやすくエアコン上部からホコリが付きやすくなります。
カビやホコリがついたエアコンは吹き出し口から目には見えない、カビの胞子やホコリを部屋全体に送り出しているといえるのです。
このため、エアコンは家電製品の中で最もカビやホコリが付きやすい家電製品なのです。
ですから、毎年定期的にエアコンをお掃除して方が良い理由もこのためなんですね。